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2021年3月29日月曜日

2021年3月の栽培(まとめ-1)

 厳しい寒さも和らぎ、春一番の風が吹くころは、文字通り春の訪れを思わせ日に日に気温が上がっていきますね。越冬したアブラナ科などの野菜は軒並み抽苔して花を咲かせ、4月の声を聴くころにはニンニクが花芽を立ち始めてきます。

思うように細かい手当てが中々できないままながらも、ダイコンやニンジンの収穫を終え、あとは自家採種株の開花を経てタネを取るばかりですね。


品種は確か「白首長太宮重」?・・・だったでしょうかね
我が家ではすっと自家採種を繰り返しているものの、他のアブラナ科同士による交雑を避けるため、隔年で栽培しています。

アブラナ科はそのすべてが他家受粉のため、品目や品種が違っているだけでも交雑すると思われがちなのですが、多品種・・・例えば菜類と根菜とかは相互交雑しないことも起きます。端的にいえば影響は一方通行のばあいがあり、混作の相手次第では交雑を回避することができます。異なる二つの品目のうち、一方通行の場合は、どちらかが交雑に影響は受けてしまいます。

※この辺は「菜園野菜の採種」という本のアブラナ科自家採種編の部分にポイントを紹介しています。

春は花芽時(^^♪ダイコン以外にも花を咲かせている作物がありますが、何よりも果樹の開花・結実が目に飛び込んできました。

開花結実していたのはサクランボ~~♬


これはいいタイミングでした

次に注目したのは豆類ですが、ソラマメ(品種:「初姫」)は、開花するまで寒冷紗のトンネルに収まった状態で育てていました。


ソラマメとくれば次はエンドウですね♪
こちらもしっかり花を咲かせていました。ちなみに赤い花は「ツタンカーメンのエンドウ」です。


スナップエンドウは開花が終わり莢がたくさんついていました。



そして、里子に出してた孫株を昨年秋にらいうけて畑に移植し、さらに親株として3株の苗を購入し、里子株とは別に植え付けたイチゴ(品種「とよのか」)もちゃっかり開花していました。


露地栽培したイチゴの収穫はおおむね4~5月ごろになります。ジャムを作るほど収穫できるかどうかといえば・・・・今年は難しいでしょうね

次回は「2021年3月の栽培(まとめ-2)」と題して投稿する予定です。

2021年3月9日火曜日

2021年の作付け計画

 2021年も3月に入り寒さも和らいできました。

此処しばらくは苗作りに取り掛かりが遅れ気味でしたので、今年こそは出遅れないように、適期適作を心がけていきます。

その肝心な畑へ手入れに行けない状況が続くも、2月に一度手入れをしていた白菜は、3月初旬ともなれば巻き始めていた株を縛り付けていました。それを諸ともせず抽苔株になってしまったため、止むを得ず全て収穫しました。


<反省>

抽苔する時期はあまり変動しないですから、やはりタネをまく時期や苗を育てて定植する時期が肝心ですね。遅れると帳尻合わせができませんからね。

白菜に続きダイコンも全部収穫しました。



アブラナ科の白菜や小松菜が抽苔したということは、ダイコンもご多分に漏れず近々には抽苔してきます。収穫のタイミングを見逃すと、全部”ㇲ”が入って食べられなくなります。

<反省>

ダイコンも蒔く時期が遅かったとはいえ、形そのものは根が綺麗に伸びて先細るものの、いびつにならずまっすぐなものが多かったですね。かたい部分があると分岐根になりやすいことを考えると、土中環境は深部まで締まり具合が均質で偏りが少ないということが、収穫した野菜からうかがえますね(^^♪

このほかにも、にんにく、サニーレタス、グリーンリーフレタス、玉ねぎがあるのですが、まだまだ株が小さいです。そんな中植えた記憶がないのですが、スナップエンドウの株間にグリーンリーフレタスが1株だけ育っていました


スナップエンドウの株間で育っていたグリーンリーフレタス

こちらは播種育苗後に定植していた赤ちりめんチシャ(サニーレタス)

この時(2021/03/07)の収穫と観察で、忘れてはいけないのは人参の収穫でした。
この人参は地元で大事に育てられている八事人参(愛知伝統野菜36品種)は、一般市場にタネが流通しない貴重品です。それゆえに此のタネだけは販売用に供する予定がありません。

今までの作付けでは、色が薄くて大きく育たなかったのですが、今年はタネ取りとして満足できる株が選抜できました。

この人参も、分岐根にならずますぐ伸びている株が多いですね。中でも写真右側のニンジンがタネ取よう母本選抜株です。選抜した株は間髪入れずに別に場所に移植しておくと、採種できるたねは減りますが、移植したことで作付け場所の制約がなくなります。

根菜類の母本選抜に関する利点と欠点ですね。母本選抜のポイントはこれだけじゃなくて、特にダイコンやニンジンには重要な事柄は本に書いています(^^♪

次回は 「種芋の植え付け」に関してです。

需要が多い食材は広い土地で

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