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2024年7月10日水曜日

苑祇農園  2024年 自然栽培記録(その1)

2024/7/10 苑祇農園 自然栽培記録(その1)

      圃場:あま桂菜園

圃場の撤退やら小作の移譲に伴う地主との顔合わせなどあり、
今年も作付が出遅れてしまった感が否めず
夏場に入ってようやく主だった作物の植え付けが終わりました。

・里芋の栽培(品種:大野芋)

種芋は、3年ほど前から品種の変更を行い、現在は大野芋を育てています。
お裾分け方々から「とても美味しい」という評価を頂いてから、
率先して作付けを行っています。
里芋(品種:大野芋)

現状は、土寄せするには株の太りや草丈が幼く、しばらく雑草を抑えるというか、
低く刈り取る程度の手入れに留めています。
勿論、畝の雑草を取り除きますが敢えて表土を剥き出さず、
抜いた草を株間や畝の被覆に使います。

・甜瓜の栽培(品種:奈良一号、タイガーメロン)

長く保存していたタネを使いつつ、種子の継代もかねて、
今年は甜瓜の作付けを行いました。

品種:奈良一号 

畝やや株元・株間周囲は、レモングラスを刈り取り畝間の被覆に使い、
しっかり水分が抜けて乾燥した状態で細かく刻み敷いています。
更に株間にはニラの若い苗を植えつけています。

品種:タイガーメロン

奈良一号のほうは、被覆や混植は勿論のこと、
苗の植え付けと同時に防虫ネットを設えていたので、
害虫による葉の食害が回避できました。

ですが、タイガーメロンのほうは手当てが出遅れ、
食害に気が付いてからネットを設えるという失態をしてしまいました。
一時はだめかとあきらめ半分でしたが、
心配は徒労に終わり新しい葉と茎をのばし大きく生長していました。

じつは、
ウリ科作付けの先駆けとしてズッキーニを植え付け、
同時に防虫ネットだけをかぶせていたのです。
処が、
株の下をモグラがトンネルを掘り進んだことで苗が浮いてしまい、
悉く枯れるという悲惨な状態に頭を抱えた矢先でした。

ズッキーニの対策不足を反省し、モグラからウリ科を守るには・・・
匂い強いニラやネギを混植sることが効果的なことを再認識しました。

・キュウリの栽培(品種:ガーキン…西洋品種)

ガーキンという品種で分かるように西洋品種で
ピクルス漬けに適した短形品種ということもあり、
少々収穫が遅れ太く肥大するも果曲がりなどの変形がなく扱いやすいです。
キュウリ(品種:ガーキン)開花

キュウリに関しては2株だけ適期作付けが間に案ったことから、
一番花(一番果)の摘み取りを済ませ、茎・側枝をのばしています。
最初の作付けか約二週間遅れで苗の数を増やし、
畝2本分はキュウリ苗を植え付けています。

キュウリネットを常設いている畝の植えてあるので、設置手間を省きつつも、
防虫ネットはキュウリネットからに引っ掛けて垂らす状態にして設置しています。
その状態で茎の伸長や開花など生長を見届けてから防虫ネットだけを取り払います。

キュウリ(品種:ガーキン)防虫ネット掛け

キュウリネットは周年使い回し状態で、防虫ネット用の支柱を立てる手間も不要ですが、
つるす作業が出てきますが、支柱を立てて張るより作業手間が楽かもしれませんね。

・アスパラガスの栽培(グリーンアスパラガス)



アスパラガスについては、はっきりした品種名が判明せず、
見た目判断でグリーンアスパラガスであることは間違いないようです。
この土地を借り受けた時からすでに植えてあった株と、
今の畑に引っ越してくる前に使っていた畑から回収した何年物の大株や、
まだまだ栽培年数が若い株も混在しています。

元々植えてあった株のほうは、実を付けた後に完熟を待ってタネを回収しています。
栽培年数が若いものから採取したタネと比べても、
明らかに粒一つの大きさが違っています。


新たに植えた株は、残るものもあれば消えた株もあり、
更に手入れ不足から雑草の根ごと根株を取り除いたかもしれず
株間が大きく開いてしまいました。

事の発端は「ヤブガラシ」の除去ですね。
私たちが乗り込んでくる前は雑草まみれれで、
不定期ながらも雑草を刈り取っていたようです。

しかし「ヤブガラシ」の存在に対して認識がなく
一緒刈り取って枯らせていたことに加え、
モグラの穴を利用して這うヤブガラシの根株が肥大し拡散していました。

この始末に出遅れて・・・・
アスパラカスの根株と絡み若い根株を失いました。
今は「ヤブガラシ」の新芽を見つけたら掘り返して根株をたどり
切らないようたどりながら取り除く有様です。

今では見かかる事が減ったものの、
サクランボ・枇杷・ブルーベリーの株元や株周りは太い根株が張っているようで
野菜に作付けエリアに侵入しないよう抑え込むしかないようです。

今年は、広く空いてしまった株間を利用して赤しそを植えてみました


植え付けてしばらく経過を観察


株間のグランドカバーは想像通りの結果となりました。


・・・つづく

次回は
苑祇農園 自然栽培記録(その2)として
ナス科・イネ科の作付け状況についてです。

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