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2023年5月17日水曜日

需要が多い食材は広い土地で


狭小菜園からの脱却

家庭菜園で賄えられる規模というのは
意外と多くの作物が育てられず
結局品目も品種も絞り込んで作付けします。

それでも毎日の食卓を満たすには不十分で、
たとえそれが野菜を加工保存しても賄いきれないものです。

数ある食卓で使う野菜の中で
需要かつ消費が多い野菜といえば
じゃがいも、玉葱といった処かな?

特にじゃがいもをたくさん実らせようとするには
広い場所と土が必要です

なぜか?

芋を肥大させ尚且つ緑化を防ぐには
土を盛り(土寄せ)土圧をかけ地温を上げる

この土を寄せる・・・には相当に多くボリュームが必要
狭小菜園ではこの量を充分確保できない

ジャガイモだけを育てるというなら
気にしなくてもいいけれど
やはり様々な野菜を育てたいとなれば
そちらにもある程度の土がいる

このような事を気にすることなく
画期的な打開策があるとすればやはり「広い土地」

今世ではかなわぬと思っていたのですが
それが念願適った・・・・
新規圃場はイモラッシュ状態です。

土地は高低差があるため
低い場所は保水性が高い
高い場所は風が斜面を伝うので乾燥意味の土壌

芋を育てる場所とするには最適です

畑として開墾している部分は
なだらかな丘?・・・
のような状態を想像してくれるといいかも

頂上付近の勾配がない部分をジャガイモ用に



少し下った中腹部分にもジャガイモ・・・
更に下って丘の裾にあたる分部を
中腹の作付け範囲と同じ幅でジャガイモ


品種はデジマ、アンデスレッド、グランドペチカ、メイクイン

ちゃんと区別したところもあれば
混植している部分もあります。

自宅から車で小一時間の距離にある菜園は
今年ジャガイモを一切植えていないため
不作状態になるのが一番怖い

何代も継代したジャガイモも
新規圃場の方に植えたため
それが絶えてしまうことは何としても避けたいが

この繁茂状況だと
取り越し苦労になるかな?

2023年1月28日土曜日

2023年本格始動!開墾経緯レポート-1

第一区画(部分)再生

草刈り管理で乗り込んだのが2021年6月です
単に草を刈るだけでは余分な力と時間とお金を浪費するだけ・・・

再利用できる有効な土地なのだから再生可能な土地として
その有効手段として畑作農地に整備すればいい・・・

その構想は既に頭の中にありました。

広い土地の中ですぐに耕起できるのるのは三か所ですが、
そのうちの1か所は部分的に使用可能でした。



その部分的というのは、草刈りは勿論のこと
山積みになった倒木・古木を全て整理しての話です




写真左側に見切れていますが山積みになった倒木があります。

こうなった背景は
私たちが乗り込む前に土地を借りたいと申し出があったようで
どなたかが重機を持ち込み表土をはいでしまったためです。

その結果、土が踏み荒らされ硬く締まっったために
かえって耕作地として使えなくなっていました。

耕土として再生されるまでは時間がかかると踏み
敢えて手を出さず倒木の整理と草刈りのみを行い
自然の力で土が回復するまで経過をうかがうことにしました。

一年がかりで倒木の整理を済ませつつ、
暇があれば草刈りを繰り返す日々・・・
それだけに時間が過ぎていくのも惜しく思えていました。


そこで、すぐ隣の第二圃場を耕起し始めながら
交互に手入れを始めるものの人手が足りない。




願いは叶うもの
手伝ってくれる人が3人も集まってくれました。

有志の手伝いを借りて一気に倒木を整理してみると
その下には搔き集められていた表土(腐葉土)がありました。




其処を少し掘り返すとカブトムシの幼体がわんさかと出てきます
総勢20匹以上

そのすべてを急ごしらえした「虫のお宿」引っ越ししていただき
新井表土の上にこの天然腐葉土を積み上げて
部分的な「俄か菜園」に仕上げました。


その場所ではじめて育てたのがジャガイモでした
天然腐葉土の耕土ですから肥沃なのは言うに及ばず
ジャガイモの表皮に土がまとわりつくこともなく
土中は暖かくてサラサラしています。

掘り出した芋の中には
1個当たり300g越えがごろごろと出てきました。

当然雨も降っただろうけど通水性に優れているため
含水量は絶妙のバランスです。

私が常に言う
「答えは自然の中にある」

「黄金の土」とはこのことを指すのだと確信しました
だから土は人の力のみでは生成できないし、
余分なものはいらない。

人が成すことは
環境を整え再生できるよう導くことなのだと・・・


・・・次は第二区画の再生について

2022年2月21日月曜日

(仮称)上長山農園日誌 2022年2月(1)

 会社としては、悠々農園青果部」という部門を暫定的に設け、これまで会社代表が個人的な範疇として、自然農法で栽培を行ってきました。

機会あって広い圃場を得たものの、個人として管理するには限界があり、資材等の投入や生産物の販売等を含めた収支管理を徹底する上でも、元々ある会社を活かしたほうが得策と考えました。

今後はこの場を借りて、開墾状況・作付け経過・販売等について情報を発信していくつもりです。


開墾日誌 2022/2/19

天候:曇りのち雨 気温:5℃
作業人員:4名

今日は午後から豊川に向かうも、道中から雨が降りはじめました。到着後はいったん小康状態のなるも、空を見ると重い雨雲が広がっています。

今回は一泊二日の日程で作業を行うことになっていました。豊川はまだまだやり残していることが多く、単に開墾作業だけにとどまらず山積しています。

夫婦二人だけの作業であれば、ちょこっとした休憩スポットが設営できれば、なんてことないわけです。とは言いうものの季節は冬だけに結構寒い。倉庫の片隅で暖をるとしても風が強かったり雨や雪が降れば相当寒い。今日の作業は、私たちを含め二世帯の大人たち合計4人乗り込んでいます。

倉庫内に仕切られた部屋が三つあり、そこを片付けて休憩部屋を設えていました。それが一週間前の話です。


オレンジコートコンパネ合板を天板にしたテーブルは、休憩用から作業テーブルへ用途替えして、新たにメラミン化粧板の端材でテーブルを作り直しました。


これらは全て、規定寸法木材は一切なく、端材を現場合わせで設えたため、施工図や簡単な展開図などもなく、形状を頭で描きながら材料を切り出採寸しています。
室内のレイアウトに合わせられなく寸足らずなのはそのためです。

この場所が休憩室に模様替えといっても、何もないから端材を持ち込んではテーブルや棚などを設え、足りない物があればリストアップして次回に持参してくるという羽目になります。

作業に来る度、ストーブを室内に入れて暖を取っています・・・・が天井がないからね~~ちょいと寒い。こればかりは端材というわけにもいかないので、調達できたらふさぐことになるでしょう。倉庫自体は天井があるのだから雨風はしのげますからね。

仮ごしらえといえ、休憩所の方は一段落しているわけですが、それ以外は手付かずで挙げればきりがない。

まずは当日に持ち込んだ苺の苗を植え付けないといけません。

過去に圃場を返したおり、作付けしていた苺の苗を引き取っていただいた経緯があり、その里子に出し先も菜園の閉園が決まったため苺の苗が戻ってきました。

当初は違う場所に引き取ってもらうことになっていたようですが、諸事情でこちらで引き取ることになったというわけです。

抑々が、「豊の香」「章姫」「女峰」が入り混じっっており、全く区別をつけなかったため、実は交配しきっています。それでもジャムやペーストとして加工するには申し分ないため、生食用というよりは加工用に栽培するという目的に特化することになるでしょう。

なんだかんだと持ち込んだ苗は、ポットに鉢上げされた苗は段ボール箱にびっしり詰められ、土毎掘り上げられた株は泡スチロール箱に入れられていました。双方合わせて5箱分を豊川に運び入れるなり植え付けました。



その作業と同時に八朔の収穫を行うも、小康状態天気は瞬く間に変わり、雨脚が強くなったことから作業を中断しました。それと同時に当日の作業そのものが終了と相成りました。

作業の後は、雨で冷えた体を温めに畑近くの温泉に行く?・・・

次回に続く

2022年1月15日土曜日

農事関連へ本格的始動♬

 

今後の方針というか個人並びに自社の方向性を決めつつあります

個人としては
農家(農業生産者)という位置づけになるには
諸事情により少々ハードルが高いかな
せめて母方姓の戸籍(養子)に入れば済む話です。


しかし・・・それは叶わないこと
(跡取りがいるのでそうなまでする必要がない)

じゃ~~どうするか

会社として農事関連事業部門を起こし参画する・・・
これが一番手通り早い

ただし、
経理をきちっと分離しないと行く先の「法人成り」が叶わないかも

それでも

私が子供たちに残せる財産はこれしかなく潰すのは自由だけど、
せっかくの自然農法だから潰してほしくない
(私に万が一のことが起きても妻が引く継ぐとか)

なのでいろいろ考えた結果・・・

自社の中に部門を置くか自社以外屋号を起こすか迷った挙句
洒落た屋号が思い浮かばないため
自社内に「〇〇農園 青果部門」なるものを作れば?

ゆくゆくは独立分離するか、それとも部門拡大で会社を吸収するか
柄図面が形になれば否応でも屋号が決まるかもしれない

それとも自社とは別に立ち上げておいて独走させるか合併するか・・・
いずれにしても明確な経理分離が優先されます

なぜその話をするのかといえば

昨年収穫した野菜の中で
ローゼル、里芋、カボチャ、ジャガイモ、赤紫蘇、バジルなどを
主だった人に提供った結果好評とリピートの要望が上がり
増産への道筋が経ちつつあります。

現在作付けを行っているのは「あま桂菜園」と「上長山農場」で
どちらも所在地に関連して付けた仮称です。

あま桂菜園は
自然農法として25年もの間作付けされた菜園で
耕作面積は約90坪ほどです
その為、農産物を生産するというよりは
農産物の自家採種圃場という位置付けです。

一方「上長山農場」作付面積は
推定でも約360坪以上(あま桂の4倍強)という広さで、
今後の開墾次第では作付面積が広がる可能性があります。
現在の開墾が終わっている部分だけでも
「あま桂菜園」の作付け面積を超えています。

両圃場とも作付けされているのは以下の通りです
(単作・幼苗を含む)
・大蒜、ニラ、分葱、ネギ、茗荷、辣韭、玉葱、アスパラガス、
・リーフレタス、スナップエンドウ、ソラマメ、
・大根、人参、蕪、小松菜
・茂木枇杷、木苺、梅、ユズ
レモングラス、サントリナ、ローズマリー、カモミール、
 コーンフラワー、ラベンダー、モナルダ、ボリジ、苺
以上に加えて、昨年からシイタケの原木栽培を始めました。
現在、植菌が終わり借り伏せの段階です。

今後の予定は
・トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモ、
・キュウリ、タイガーメロン、甜瓜、カボチャ、ズッキーニ
・里芋、ヤマノイモ、サツマイモ
・ローゼル、ステビア、チャイブ、カモミール(ローマン種)
 オレガノ
・コムギ、トウモロコシ
・ササゲ、小豆
・綿花、藍
以上が今年の春から夏にかけての作付け予定ですが、
場合によっては見送る品目が出るかもしれません。

2021年12月12日日曜日

秋は・・・いも・イモ・芋♬

 秋は芋の収穫が続きます。

それというのも、今年も葉物を播くタイミングを逸し

白菜・レタス・キャベツ・ルッコラの作付けが間に合わなかった

辛うじて、小松菜・蕪・ダイコン・人参・ゴボウを

豊川の新規開墾場所に播いたのはいいけれど

時期的には、日中温度が発芽適温以下となった今では

年内発芽は見込めないかも・・・

そんな中でも小麦は何とか発芽してくれたので

やれやれといったところでしょかね


あま桂の菜園で

里芋の収穫が終わり、

収穫した里芋を計量してみると、親芋を含め全部で約60kgの収量


翌週になると豊川の圃場でサツマイモの収穫をしてみると

こちらは約2kgの収量でした。

サツマイモの関しては

芋の茎苗を育てる時間が作れなくて

止むを得ず

本来伏せこみに使はずのタネ芋を

そのまま植え付ける種芋栽培にシフトしたため、

芋の収量が激減したようです。


そして昨日(2021年12月11日)には

あま桂の菜園でジャガイモの収穫を始めました





これで、5m畝本分を掘り起こしてみました。

この秋にジャガイモ(タネイモ)を植えた畝は全部で三本あり、

そのうちの1本を掘り起こしたところで日没を迎え、

以後の作業(残った畝の掘り起こし)は次回へと持ちこしました。


芋の収穫はまだ残っており

ヤマノイモの収穫は11月の中旬ごろに試し掘りしたあと

全く手つかずの状態です。

そろそろ霜が降りる心配をしないといけないのですが

何とか年内には芋ほりを全部済ませたいですね。

2021年12月5日日曜日

新規圃場の開墾(その2)

 豊川の圃場は広すぎて

便宜上3つにエリアに分割し、夫々を交互に管理することにしました。

今回(2021/12/4)は、

第一エリアに植えたサツマイモとカボチャの収穫に加え、

第二エリアに山積みされている倒木撤去と撤去後の開墾、

第三エリアは、草刈り&開墾&耕起・畝立てした後に種まき、

これだけの作業を4人がかりで行いました。

<作業日誌>

現場到着は9:30分ごろで天候は晴れ時々曇り(夕方は完全に曇り空)

作業人数は男女夫婦2組の計4人

そこから女性陣のペアは第一圃場の芋ほりへ、

男性陣のペアは第二圃場の開墾&倒木の整理と、

互いに手分けして作業しました。


第二圃場は、放置されていた倒木を撤去し、

木が無造作に積まれてた部分を開墾してみると

チップ状に朽ちた木片が堆積していました。

写真を見て右端に見えるのが撤去した倒木、その奥手前(写真中央部分)が耕起した場所


案の定掘り起こせはとても柔らかく、

蔓性雑草の根も少し掘り返す程度で取り除けました。


手をかけた場所は、目測で5m四方程度をしっかり耕起したところで終了、

一方芋ほりチームは、芋植えにした2畝のうち

半分を終了したところで昼食時間なったため、

切りの良い処で作業中断し全員で昼食を取りました。


午後からは、

芋ほりの続きと掘り返した畝の養生に3人でかかり、

私1人で第三圃場に草刈りに回りました。

作業を始めて一時間程度で第一エリアの養生を終えた三人が合流してきました。

4人がかりで第三エリアの開墾&耕起・畝立てしつつ、

起こした畝には

持参したソラマメの発芽苗(自家生産苗)6ポットを植え付け、

ゴボウ、チコリ、リーフレタス、小松菜の自家採取したタネを播き、

※チコリとリーフレタスは1本の畝を半分に仕切って撒きました。

作業後は、ソラマメを植えたた畝には防虫網のトンネルを設え、

タネを播いた畝には不織布をべた掛けして耕起作業を終了しました。

作業後は、倉庫で収穫したサツマイモの選別を行い、

後片付け・倉庫兼休憩所の清掃を済ませて撤収し帰路につきました。

2021年11月19日金曜日

新規圃場の開墾(その1)

 豊川方面で新しい圃場が見つかりました。

開墾を始めたのは今年2021/7月ごろだったかな

今までの耕作地よりも相当広い場所ですが

手入れがが行き届いておらずあちこち雑草が生え放題。


圃場と言っても雑草を生えないように日々管理する

これが土地を預かるというか使用にするにあたって、

もっとも重要な要素です。


ただ雑草を刈り取るだけではもったいない

この土地をどうやって活かすかも

管理と並行して為さなければならないと感じました。


それならば畑作農地として

更には無肥料無農薬栽培の圃場として活かせれば

土壌にもいいし、その場所に育つ植物や集権環境にもいいことです





現在、と余暇の開墾状況は10%も満たない進捗状況ですが、

作付品目は、

果樹…枇杷の苗木×1本、梅の苗木×1本、木苺の苗木×1本

野菜…大蒜、分葱、らっきょ、玉ねぎ、苺、


今のところ週一回のペースで開墾に行っていますが、

毎回、陽がどっぷり暮れるまで作業sているため

作業後の状況写真が撮れていません。

なんせ人手が全く足りていないので仕方ないとはいえ

遅くまで作業して長距離移動で帰宅・・・

翌日は丸一日休めておかないと体がもちません。


既に別の場所(仮称:あま桂菜園)の耕作と同時進行になりますが、

稼働している菜園は新規圃場には欠くことのできない場所です。

それというのも

あま桂の菜園は永く自然栽培でいろいろな作物が育てられた場所だけに

土壌環境がとてもいいんです。

此処で育てた野菜から採れたタネや種芋を、

新規圃場で使いつつ収量を上げていくという目算上、

採種場としての役割を果たすわけです。


採種するなら耕作地で地場採種するのが常道ですが、

圃場としての地力が無知数では不安が大きい。

何れ生産から収穫・採種または加工・販売のすべてを

生産圃場で地産地消できるまでは

キャリアのある土地を活用するのが有効です。


あま桂菜園の近況は次回に報告します






需要が多い食材は広い土地で

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